
インサイダーカット: ペアカットダイヤモンドについて知っておくべきこと
これから数ヶ月間、世界で最もまばゆい輝きを放つダイヤモンドの主要なカットを詳しくご紹介!まずはペアカットダイヤモンドについてお読みください!
ペアシェイプダイヤモンドの意味
何世紀もの間、 ペアシェイプダイヤモンド はそのユニークな形で愛されてきました。ペアという名前の由来は、ダイヤモンドの丸いくぼみが、甘美な洋梨の果実に似ていることから名付けられました。ペアシェイプのダイヤモンドは、丸みを帯びたヘッド、アーチを描くサイドと先細りのポイントが特徴で、多くの魅惑的なプロポーションのバリエーションが揃っています。
ペアカットはモディファイドブリリアントカットであり、ダイヤモンドのブリリアンスと輝きを最大限に引き出すために、58面体のファセットが意図的にカットされています。この絶妙なカットは別名ティアドロップダイヤモンドとも呼ばれ、輝く涙のしずくを彷彿とさせます。
ペアシェイプダイヤモンドの歴史
ペアダイヤモンドは、15世紀にフランドルのダイヤモンドカッター、ルドウィック・ヴァン・ベルケムによって発明されました。1450年頃に初のペアカットダイヤモンドを製作した彼は、ペンデロックカットをよりバランスの取れた、視覚的に魅力的なデザインに変更したものとされています。そして作り上げたのが一端が尖ったモディファイド ブリリアントカットが特徴のペアカットです。
際立った特徴
ペアカットダイヤモンドの魅力は、婚約指輪として着けたときに、指を長く見せる錯覚を生むことです。ダイヤモンドの尖った先は着用者の指先を指し、丸い部分が指の付け根に座ることにより、指を長く見せてくれます。
セレブの着用者
特にエリザベス・テイラーは、テイラー・バートン・ダイヤモンドとして知られる、69.42カラットという驚異的な重さの伝説的なペアシェイプダイヤモンドを所有していました。このシェイプのダイヤモンドは、セレブリティの指を飾ったり、スクリーンで観客を魅了したりと、さまざまな華やかなシーンに登場しています。

忘れてならないもう一つの有名なペアカットは、228.31カラットの「ザ・ロック」。オークション史上最大のダイヤモンドとして歴史に名を刻む可能性も!
ペアカットダイヤモンドの正しい選び方
すべてのジュエリーがそうであるように、どのスタイル、サイズ、カットが自分に一番合うかを知ることが大切です。ここでは、ペアシェイプのエンゲージメントリングやその他のジュエリー.
長さと幅の比率
ペアシェイプダイヤモンドの標準的な比率は1.50~1.75対1ですが、近年多くの花嫁さんは、自身の指の形や好みに応じて異なる比率を選択しています。
長さと幅の比率を高くすることで、細長いダイヤモンドができ、長さと幅の比率を低くすることで、幅広で短いダイヤモンドが完成します。大切なことは自分の指と自分のスタイルに合った長さと幅の比率を選ぶことです。
ペアダイヤモンドの理想的なプロポーションは、奥行きが58%から64%、テーブルサイズが57%から62%です。
ペアシェイプ ダイヤモンドの対称性
左右対称のペアシェイプダイヤモンドは、ダイヤモンドの両側の長さが同じであり、テーブル面とキューレット(ダイヤモンドの先端)が中央に位置します。
ペアダイヤモンドのボウタイエフェクト
左右非対称のペアシェイプダイヤモンドには、ボウタイエフェクトが生じる可能性があります。ボウタイエフェクトとは、光がペアカットダイヤモンドのファセットと相互作用するときに生じる視覚効果を指します。宝石の中心に暗い部分や影のような部分が作り出され、「蝶ネクタイ(ボウタイ)」に似た形が浮かび上がるのです。この効果は、細長い形状のものほど際だちますが、良いカットのペアシェイプダイヤモンドを使用することで避けることができます。
その他の考慮点
クラリティ:良いカットのペアシェイプダイヤモンドは、欠点をカバーしてくれます。SI1またはSI2クラリティのダイヤモンドを選ぶことで、欠点のない、魅力的なダイヤモンドをお楽しみいただけます。
カラット: 他のカットに比べ、 ペアシェイプダイヤモンドは、同じカラット数でも小さく見える傾向があります。
カラー: Hカラーグレード(無色に近い)又はそれ以上を選択しましょう。Hカラーグレードは非常に透明度が高く、Gカラーグレードとの違いは目で確認できないほどです。
あなたにぴったりの ペアカットダイヤモンドを見つけましょう!