woman with a asscher cut diamond ring around her thumb

インサイダーカット:アッシャーカットダイヤモンドについて知っておくべきこと

世界で最もまばゆい輝きを放つダイヤモンドの主要なカットを詳しくご紹介! 今月はアッシャーカットダイヤモンドに注目。

 

アッシャーカットとは

 

近年、アッシャーカットダイヤモンドはその多様性、カスタマイズ性とタイムレスな魅力からヴィンテージ調の エンゲージメントリング や他のジュエリーの選択肢として人気を誇っています。

 

アッシャーカットダイヤモンドは、正方形または長方形のダイヤモンドの形状の一種です。角が切り取られているため、八角形の見た目をしています。標準的なアッシャーカットは、58のファセットとそのクラウン上に特徴的なX字型のパターンを持っており、光を屈折させることにより、鮮やかに輝きを放ちます。アッシャーダイヤモンドカットは、正方形のエメラルドダイヤモンドカットに似ていますが、ファセットがより階段状になっているのが特徴です。

 

アッシャーカットの特徴は

 

アッシャーカットダイヤモンドの唯一無二の形状は、人目を引く作品を作るのに最適です。光の屈折を最大限に利用し、クリーンなラインとミッドセンチュリーのディテールを表現できるソリティアのプロングセッティングがアッシャーカットの魅力を最大限に引き出すことができます。

 

アッシャーカットのもうひとつの特徴は、「ホール・オブ・ミラーズ」(鏡張りの廊下)効果です。これは、アッシャーカットダイヤモンドのファセットによって生み出される、光と反射の見事な戯れを意味しています。光が入り込み、平行なファセットの間で跳ね返るとき、鏡のように反射する魅惑的な回廊が生まれるのです。

 

オランダが生んだカット

 

アッシャーカットの名前の由来は、1902年、世界的に有名なオランダ人ダイヤモンドカッター、ジョセフ・アッシャーにちなんで付けられました。彼の革新的なデザインは、角を切り落としたスクエアシェイプと、ダイヤモンドの中で光のユニークな戯れを生み出すステップカットのファセットを特徴としていました。

 

1920年代、アール・デコの時代、アッシャーカットは瞬く間に高い人気を誇るようになりました。その幾何学的なラインと対称的なファセットは、当時のスマートでスタイリッシュな美学を完璧に体現していたのです。

 

2001年にはロイヤルアッシャーダイヤモンドカンパニーが特許を取得したバリエーションがスタンダードカットのアップデートバージョンとして開発された。パビリオンファセットを含む16のファセットが追加された、計74ファセットのロイヤルアッシャーカットはより一層輝きを放つカットとなった。

 

ステップカット

 

アッシャーカットはステップカットダイヤモンドの一種で、ファセットが一連の階段状に配置されていることを意味します。他にも、エメラルドカット、バゲットカット、プリンセスカットがステップカットの種類に含まれています。アッシャーカットを他のものと区別するものは、その正方形の形と高いクラウンです。この特徴により、他のステップカットダイヤモンドよりも輝きを放ちます。

 

ステップファセットの重要点は、同じ深さと幅にカットされなければならないことで、小さなミスでもダイヤモンドを不揃いに見せたり、歪ませたりすることです。このため、アッシャーカットのダイヤモンドは、ラウンドブリリアントカットのような他のダイヤモンドよりもカットする難易度が高いといえます。とはいえ、o ラボグロウンダイヤモンド 技術を駆使することで、アッシャーカットダイヤモンドはますますカットしやすく、身近な存在になっています。

セレブ御用達


アッシャーカットのダイヤモンドは、名だたるスターの手元を飾り、注目の的となってきました。その中でも一際目立つのが、ジュエリーアイコンとして知られるエリザベス・テイラーが手にした、33.19カラットのクルップダイヤモンド。1968年にリチャード・バートンから贈られ、その美しい輝きと幾何学的なフォルムで、世界で最も有名なアッシャーカットダイヤモンドのひとつとされています。

色で遊ぶ

 

ユニークではつらつとした印象のジュエリーをお探しならLOEV のToi et Moiがオススメ。丁寧に手作りされた様々な色相のカラーエナメルと18kリサイクルゴールドがアッシャーカットダイヤモンドの美しさをより一層ひきたてています。

 

単体でも、LOEVのToi et Moiの他のアイテムと重ねてもお楽しみいただけます。2つのリングがつながることで、すべてがカチッとはまる特別な瞬間を表現しています。

 

アッシャーカットのバリエーション

 

あなたに合うアッシャーカットのダイヤモンドリングを探す際の着目点を見てみましょう。

  • オープンファセット構造のアッシャーカットは、他のダイヤモンドカットよりも内包物(カットや異常)が目立ちやすい傾向があります。そのため、目につきやすい内部の傷やブレミッシュを避けるために、クラリティグレードがVS2以上の宝石を選ぶことをお勧めします。さらに、より無色に近いH以上のカラーグレードを選ぶと、ダイヤモンドの視覚的な魅力を高めることができます。 
  • アッシャーカットダイヤモンドは、均等な大きさのファセットを持つ対称的な形状が一般的です。これを踏まえ、エクセレントなポリッシュとシンメトリーを持つアッシャーカットダイヤモンドを探しましょう。そうすることで全体的に美しく、最大限の輝きを放つダイヤモンドが手に入れられます。
  • アッシャーカットは、ダイヤモンドの自然な形を活かし、原石からかなりのカラット数を保持します。しかし、カラット重量を最大化すると、深さのプロポーションが劣ることがあります。深みのあるアッシャーカットは、より多くの重量を保持しますが、正面から見た大きさは強調されません。つまり、ダイヤモンドをリングにセットすると、カラット数以上に小さく見えてしまうのです。

 

正しいプロポーション


アッシャーカットダイヤモンドの正しいプロポーションを見つけることは、その美しさと輝きを最大限に引き出すために不可欠です。個人の好みも重要な役割を果たしますが、アッシャーカットダイヤモンドのカット品質を評価する際に考慮すべき一般的なガイドラインがいくつかあります。全体的な適正サイズと、自分に合ったダイヤモンドを選ぶための詳細については、 ダイヤモンドのサイズガイドをご覧ください。

 

ポリッシュ/シンメトリー: 輝きを最大限に引き出すには、左右対称のシェイプと均等な大きさのファセットを持つアッシャーカットダイヤモンドを選ぶのが成功の鍵。ポリッシュとシンメトリーのグレードがベリーグッドからエクセレントのものを探してください。

 

あなたにぴったりの アッシャーカットダイヤモンド を見つけてください!